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クルマを動かす上で必要不可欠な要素として、良い混合気、良い圧縮、良い点火が挙げられる。そのうちのひとつである良い点火、つまりいかに強い火花をクルマに供給するかということは、クルマの性能に大きな影響を及ぼす。ここでは、そんな点火系について説明していこう。
点火系とは、エンジンに送り込まれた混合気を燃焼させるため、電気を使って火花を飛ばすシステムのこと。その流れを大まかに説明すると、バッテリー→イグニッションコイル→ディストリビューター→プラグコード→スパークプラグといった具合。電気を供給するバッテリー、その電気を約
2 万ボルトまで昇圧するイグニッションコイル、高電圧をエンジンまで送電するプラグコード、各シリンダーに電気を分配するディストリビューター、そして火花を生み出すスパークプラグといった構成になるのがガソリンエンジンの基本だ。
どれだけ素晴らしいエンジン特性を持っていても、混合気が確実に爆発してくれなければまったく意味がない。安定した確実な火花がシリンダーへ供給されない限り、圧縮された混合気も不完全燃焼で終わってしまう。そうなるとエンジンの持つポテンシャルを、最大限引き出すことは不可能。パワーが低下するなど、エンジン性能にロスが生じてしまうのだ。そこで、純正部品に比べ高性能のアフターパーツに交換したり、メンテナンス、チューニングすることで本来の性能を引き出してあげることが重要になってくるのだ。 |
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その役割もさることながら、より高い性能を得るためのチューニングとして、注目したいのがスパークプラグとプラグコードであろう。
クルマ好きである程度メカニカルな部分に関して知識があるのであれば、間違いなく最初に手を加えるだろうこれらの点火系パーツ。特にスパークプラグは手軽にできるので、まずはとっかかりとしては最適。スパークプラグは家庭用のガスコンロの着火装置のようなものと考えればわかりやすい。各シリンダーに備え付けられたプラグは1
ストロークごとに火花を飛ばし圧縮された混合気を爆発させている。
そんなスパークプラグは現在、様々なタイプのものが登場し、点火効率も耐久性も格段にアップしている。強い火花を発生させるタイプや、複数の火花で点火効率を上げるマルチタイプ、素材もプラチナやイリジウムといったように純正品よりもより高性能のパーツが数多く存在する。こうしたプラグの強化で、それまでロスを生じていたエンジンの燃焼効率を高めることができ、本来のパワーやトルクを発揮させてくれるのだ。 |
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さらに点火系チューニングの定番と言えば、プラグコードである。ハイテンションコードと呼ばれ、実社会の電気で考えれば、高圧電線みたいなもの。そもそもクルマの電気は乗用車であれば
12V の直流電圧。この 12V の低電圧をイグニッションコイルによって、電圧を約 2 万ボルトまで引き上げ、それをスパークプラグまで届ける。もちろんそのため高い電圧に耐えうるような構造で作られ、またさまざまな素材によって電導効率を高めているのだ。
このプラグコードのポイントとなるのが、そうした効率の良さ。ただし、電気が配線を通る際に抵抗はつきもので、いくらかのロスはいやがおうにも生じてしまう。抵抗が少ないとその分ノイズが発生するなど、効率だけを追及するわけにはいかないのが難しいところ。そのため、プラグコードの種類やメーカーによって特性はまちまちなので、見栄えだけではなくそういった特性に関してもしっかりと把握しておく必要があるだろう。 |
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