FORZA MOTORSPORT ゲーム詳細ページ Microsoft game studios XBOX LIVE
Forza news Forza World RacingLaboratory Interview & Event Scene & Movie
RACING LABORATORY エンジン形式&駆動方式
 
 
多気筒、大排気量に最適な

F-1にも採用されているV型エンジン
 直列エンジンの説明のところでも述べたように、V 型エンジンはシリンダーを V 字型に配置したものだ。エンジンの全長を短くすることができるので、6 気筒以上のシリンダーを必要とするような大排気量のクルマは、その多くがこの方式を採用している。全長が短くできると多気筒化に伴う、クランクシャフトのねじれも発生しにくい。また、一本のクランクシャフトに対して斜めにシリンダーが配されているため、直列に比べて全高を低くし重心を下げることができるのだ。しかし、部品点数が多くなり、構造も複雑になってしまうという短所も持ち合わせている。
 基本的に V 型エンジンは振動が少なく、高回転型に適したエンジン方式といえる。しかし、V 字の角度(バンク角)によって、その特性にも違いが出てくるのだ。シリンダー数による点火タイミングや点火順の違い、クランクシャフトのカウンターウエイトの配置によって異なるバンク角は、大別すると「峡角」と「広角」の 2 種類に分類される。機構学的に峡角型は高回転に適しており、広角型はトルク重視の設計。もちろん、その特性はバンク角だけで図ることはできないが、そんな特性を理解したうえでクルマのエンジンをチェックしていくと意外と面白いかもしれない。同じ排気量の V8 なのに、90 度や 60 度があったり…。
 

 ちなみに、現代の F-1 に搭載されているエンジンは、すべて V 型である。もちろん、過去には直列、水平対向、W 型なんていうものも存在した。現在もレギュレーションでは、3000cc の自然吸気型エンジンで 10 気筒とだけ決められているから、V 型以外のレイアウトも可能である。しかし、10 気筒ともなると直列では全長が長くなりすぎてしまい、収めようとすると空力面で非常に不利なフォルムになってしまうのだ。112 度 という超広角のエンジンを投入したチームもあったが、2000 年 シーズンにフェラーリ チームが採用した 90 度 のバンク角が現在の主流となっている。F-1 レベルのエンジンともなると、エンジンの低重心化だけでもかなりの性能差が生まれるようだ。「重心位置を 1mm 下げるだけで、ラップ タイムに影響が出る」という、技術者の話もあるくらいである。

シビアな運転技術が求められる

ミッドシップレイアウト
 クルマを構成する要素の中で最も重い、エンジンやトランスミッションをシャーシ中央にレイアウトすることによって、安定性の向上を図った駆動方式が MR だ。実際には車体のやや後方だが、駆動輪である後輪よりも前にエンジンを配置している。F-1 などフォーミュラーカーに代表される、レーシングカーに多く採用されていることからもわかる通り、この方式をとるクルマのほとんどがスポーツドライブを前提としているといっても過言ではない。
 最大の特徴はやはり、その優れた重量バランスによる操縦性の良さだろう。ハンドル操作に対しての応答性に優れており、ステアリングを切ってから実際にクルマが向きを変えるまでの時間は非常に短い。しかし、それはあくまでも限界範囲内での話。車体後方寄りに重量物を配しているから、コーナリング中フロントよりもリアの方がアウト側に膨らもうとする力が強く、タイヤの限界を超えたドライビングをしようとするとかなりシビアな操作を求められる。そのため、MR車でギリギリまで攻め込んだ走りをするためには、それなりのテクニックが必要。また、オーバーステア気味の特性を持った MR は、ドリフトを誘発しやすいともいえる。滑り出してからのコントロールは先述の通り難しいけれど、慣れてしまえばコーナリング中のアクセル ON / OFF だけでテールを流すことが可能だ。ちなみに、ドリフトの中でも難易度が高いとされる慣性ドリフトは、MR の得意とするところ。ステアリングの切り始めにアクセル OFF することで、簡単にテールスライドするからきっかけがつかみやすいのである。ドリフトアングルを極小に抑えて、カウンターをほとんど当てずハイスピードでコーナーを駆け抜けていく。そんな走りも、MR な比較的容易に行えるはずだ。
 また、居住スペースよりも後方で、後輪よりも前というエンジンレイアウトにより、室内空間は他のモデルに比べて極端に狭い。ゆえに、この方式を採用するほとんどのクルマが 2 シーター。とはいえ、ドライバーの真後ろから聞こえるエンジン音というのは、やはりクルマ好きにはたまらない魅力の一つとも言えるだろう。

▲ページTOPへ
(C) 2004 Microsoft Corporation. All rights reserved.