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レーシングドライバー 服部尚貴 & 道上龍の Forza Motorsport テストドライブ in 筑波サーキット


4 月某日、いよいよ Forza Motorsport 発売予定日まで 1 か月というところで、その完成度の高さを Xbox ファンの皆様へいち早く披露すべく、日本を代表するレーシングドライバー 2 名によるテストドライブが行われた。
筑波サーキットを GT500 クラスのモンスターマシンで疾走するという夢のようなテストの模様を早速レポートしよう。
マシンの挙動、グラフィックの美しさに驚きのファーストインプレッション
 レース界もいよいよシーズンインという忙しい最中、駆けつけてくれたのは服部尚貴選手と道上龍選手。お二人ともレースゲームはかなりやり込んでいるとあって、どんなインプレッションを聞かせてもらえるのか非常に楽しみだ。発売間近ということもあり、使用するソフトも最終段階のものを用意し、思う存分ドライブしてもらった。
 テストの方法は、筑波サーキットを GT カーで走行してもらうというもの。チョイスしたクルマは、服部選手が 2004 Toyota JGTC #35 Kraft / Yellow Hat YMS Supra、そして道上選手は 2003 Honda JGTC #18 Dome Racing Team / Takata Dome NSX だ。いずれも両選手が JGTC でドライブした経験を持つ GT500 クラスの車種である。
 実際にハンドルを握っていただく前に、担当者よりゲームについて簡単にレクチャーを受けた。リプレイ画面でのキャンバー角やタイヤの温度や空気圧まで表示されるテレメトリーシステムには「これ、スゴイっすねぇ」と、両選手ともに驚きの声をあげた。
 そしていよいよテストドライブがスタート。まずは道上選手からコースインすることに。「コース自体の再現性はもちろん高いのですが、周囲の景色のグラフィックは非常に完成度高いですよね。距離感が実際にドライブしたときと近いから、ブレーキングポイントとかが分かりやすい。これって意外と重要なポイントなんですよ」と、ファーストインプレッション。リアタイヤのグリップ不足に苦しめられるも、まずは 55 秒 62 というタイムをマークして服部選手と交代した。
服部選手は、実は以前にも Forza Motorsport をプレイしている。昨年行われた東京ゲームショーの Xbox ブースで行われた、Forza Motorsport ステージイベントでデモレースに参加しているのだ。「さすがに発売間近という感じですね。より進化したという印象を受けました。マシンの挙動、グラフィックの美しさはさすがだと思います」と言いつつ、自身のゴーストマシンに動揺 (?) してしまったのかタイムは 56 秒 92 と惜しくも道上選手には及ばなかった。
Forza Motorsport 攻略のポイントはリアのセッティングにあり!?
 お互いに数ラップずつドライブし、コントロールにも慣れたところで、それぞれの GT カーを筑波サーキット仕様にチューニングしていただいた。課題はやはり、リアタイヤのグリップ力のようだ。
「実車もそうなのですが、まずはリアを安定させてそれからフロントのセッティングを出していくんです。リアが落ち着かないと、どうも運転しづらいんですよね」とは道上選手。まずはフロント & リアのダウンフォースをプラスして、空気圧、アライメントを調整。暗中模索の結果、「だいぶイイ感じに決まってきた」というところで 54秒 21 のベストラップをマーク。
 一方、同じくリアの接地感の無さに苦しんでいた服部選手は、道上選手が手を加えた箇所に加えてブレーキバランスやギア比も調整した。しかし、結果は 54 秒 46 というラップタイムを出したところでタイムアップとなってしまった。
「さすがレーシングシミュレーターといった感じですよね。微妙なセッティングの違いでも、挙動にしっかり反映されるところはすごいなぁ。これ、結構勉強になるかも。」

 そんな服部選手と道上選手に、Forza Motorsport で速く走るためのちょっとしたポイントを伺ってみた。「パワーをかけていった際、リアタイヤのトラクションのかかり方を考えながらチューニングしていくといいと思いますよ。リアの安定感というのはとても大事ですから」と、お二人で揃った意見。また、足回りのチューニングで + と - を間違えて、まっすぐ走らせることすら困難な状態を経験した道上選手は、「間違いながらでもいろいろとセッティングを試してみたほうがいいでしょうね、僕みたいに (笑)」とのこと。

 短時間ではあったが、レーシングシミュレーターとしてトップドライバーのお墨付きをいただいた Forza Motorsport。その完成度の高さは、過去類を見ない出来栄えといえる。コントローラーを通じて感じられるマシンのリアルな挙動を、ぜひとも体感していただきたい。
テストドライブでのお二人のチューニングを大公開!
 今回は短時間でのトライアルとなったが、よりドライビングに慣れれば更なるタイムアップができたに違いない。以下のデータはその限られた時間の中での部分的なセッティング情報だが、これを参考に自分だけのベストチューニングを見つけて欲しい。(赤が設定変更箇所※)

《Toyota / #35 Yellow Hat YMS Supra 服部さんセッティング》
タイヤ空気圧 フロント 179kPa, リア 186kPa,
ギア F.D. 3.92、1 速 2.51、2 速 2.07、3 速 1.69、4 速 1.38、
5 速 1.18、6 速 1.04
アライメント キャンバー】フロント -0.8°リア -1.9°
【トー】フロント 0.1° リア -0.8°
【キャスター】フロント 5.6°
スタビライザー フロント 15.6 リア 15.4
スプリング フロント 81.6kgf/mm リア 66.8kgf/mm
減衰力 【バンプ】フロント 4.6 リア 3.8
【リバウンド】フロント 9.2 リア 7.5
ダウンフォース フロント Max の 90%
リア Max
ブレーキ バランス 43% (フロント寄り)
制動力 136%
デファレンシャル 加速 50% 減速 56%

《Honda / #18 Takata Dome NSX 道上さんセッティング》
タイヤ空気圧 フロント 221kPa, リア 186kPa,
ギア F.D. 4.06、1 速 3.07、2 速 1.96、3 速 1.43、4 速 1.13、
5 速 0.92、6 速 0.72
アライメント キャンバー】フロント -1.3°リア -1.5°
【トー】フロント 0.1° リア -1.5°
【キャスター】フロント 5.7°
スタビライザー フロント 20.0 リア 15.7
スプリング フロント 70.3kgf/mm リア 86.0kgf/mm
減衰力 【バンプ】フロント 3.8 リア 4.6
【リバウンド】フロント 7.6 リア 9.2
ダウンフォース フロント Max の 90%
リア Max の 95%
ブレーキ バランス 50%
制動力 100%
デファレンシャル 加速 74% 減速 74%

※使用したものは最終製品版とは異なるため初期データが異なる場合があります。予めご了承下さい。
《服部尚貴プロフィール》 - 写真左
服部尚貴 (はっとり なおき)
1966 年 6 月 13 日生まれ。三重県出身。今季はフォーミュラーニッポン (#2 TEAM:DoCoMo DANDELION)、スーパー GT (#35 TEAM:Kraft) にエントリー。4 月 16、17 日にはフォーミュラーニッポン第 2 戦が鈴鹿で、スーパーGT は第 2 戦が 5 月 3、4 日に富士スピードウェイで開催される。

《道上龍プロフィール》 - 写真右
道上 龍 (みちがみ りょう)
1973 年 3 月 1 日生まれ。奈良県出身。スーパー GT (#18 TEAM:HONDA RACING) に加え、今シーズンもル・マンにもチャレンジ。TEAM:JIM GAINE (童夢S101-Hb) で脇坂寿一選手、荒聖治選手と共に優勝を目指している。そのテストも兼ねて、4 月 15 〜 17 日にはスパフランコルシャン 1000 km に参戦。
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